愛情たっぷりのおむすびに会いにいこう。 めぇみち (宜野湾市大山)
店名の「めぇみち」とは、沖縄の方言で「前の道」のこと。
疲れた時にはおいしいご飯を食べて、明日からまた元気に頑張ってほしいという店主の思いが込められています。
「めぇみち」では、掌(たなごころ・手のひらのこと)で結ぶ店主の愛情たっぷりのおむすびがいただけます。
那覇空港から北上し、宜野湾市を走るパイプライン通りのファミリーマート大山店を過ぎると、右手に小さなめぇみちの看板が登場します。
案内に従って右折すると、亜熱帯の植物たちに抱かれるように佇む一軒の外国人住宅に到着。
ゆらゆらと風になびく暖簾が出迎えてくれます。
玄関を開けると靴箱があり、スリッパに履き替えて店内へ。
まるで友人の家に来たようなアットホームな雰囲気です。
店主がおにぎりを結ぶ姿を見られるカウンター席と客席があり、奥にもうひと部屋。
小さな子どもがいる家族なら奥の部屋がおすすめです。
店内には絵本が多数、子どものおもちゃも用意しています。
ごはん一粒ひと粒が呼吸しているおむすび
店主の池博美(いけひろみ)さんのおむすびは、青森県で”森のイスキア”を主宰していた福祉活動家、故佐藤初女(さとうはつめ)さん直伝です。
青森に悩みや病を抱えた人たちを癒すおむすびがあるという話を聞いた博美さん。
ご自身が体調を崩したことをきっかけに、初女さんの存在を思い出し、青森まで訪ねていったそうです。
そこで、「ごはん一粒一粒が呼吸できるように掌で結ぶ」ことを初女さんから「おやんなさい。」という言葉を頂戴した池さんは、沖縄でおむすびの店を開くことを決心。
今では、池さんのおむすびから笑顔や元気をもらおうと、多くの人がめぇみちを訪れています。
しっかりと味わっていただく、滋味深い副菜たち
メニューは、おむすびに、季節の野菜や副菜、香の物、カチュー湯とデザート。
更に魚か豚肉を組み合わせたセットから選べます。
食材は、できるだけ沖縄産や農薬不使用のものを選びます。
おむすびで使用する米は京都丹後産有機栽培の玄米、塩は与那国島産の黒潮源流塩、焼き海苔は静岡の海苔問屋さんからの直送です。
具は、ゴーヤーみそやセロリみそ、舞茸の佃煮など10種類以上の中から選べます。
注文すると、一番最初に出てくるのがカチュー湯です。
カチュー湯はカツオの削り節にお湯を注ぎ、好みで味噌をといていただく沖縄の家庭料理。
お椀の蓋をそっと開けると、ふわっとカツオの風味が漂います。
ひと口すすると、じ〜んわりお腹に染みわたります。
添えられた粉山椒をアクセントに加えるのもおすすめ。
カツオはお汁と一緒にいただいても、そのままお椀に残しても失礼にはあたらないそうです。
こちらのセットは、玄米のおむすび1個に県産豚のスーチカ(塩漬けした豚のバラ肉をボイルして塩抜きした後、ソテーします)、
季節の野菜、モズク納豆、丸干しイワシ、香の物、カチュー湯、デザートがついてます。
野菜は素材の食感が楽しめ、丸干しイワシは磯の風味をしっかりと味わえます。
スーチカは豚の脂がほんのりあまく感じられるほど、塩加減が絶妙です。
この日のデザートはパンナコッタ。
ぷるんぷるんの弾力と甘さ控えめで、ブルーベリーソースとのバランスも抜群です。
店主の池さんは言います。
「おむすびを結べることがうれしくて仕方がないんです。
初女さんに出逢えて、本当に幸せなことだと思います」。
お客さんとの出会いは一期一会。
あなたのために結ばれるおむすびに会いに行きませんか?
めぇみち
所在地 | 沖縄県宜野湾市大山2-6-5 |
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営業時間 | 水~土曜日11時半~16時、日曜日11時半~16時 (ご飯がなくなり次第終了) |
定休日 | 月・火曜日 |
電話 | 090-8292-7168 |
URL | https://mehmichi.ti-da.net/ |
駐車場 | あり(店舗前、店舗裏合わせて10台) |
備考 | ★オンラインショップ https://ec.tsuku2.jp/shop/0000105779 |
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